[参考訳文] 2013年 UBS第3四半期決算

東京2013年 10月 29日 07:45Media Japan

 

UBS の2013 年第3 四半期の調整後¹税引前利益は、厳しい事業環境にもかかわらず4 億8,400 万スイス・フランを達成
UBS 株主帰属純利益は5 億7,700 万スイス・フラン; 希薄化後1 株当たり利益は0.15 スイス・フラン
完全適用ベースのバーゼル3²普通株Tier1 比率は11.9%に上昇、2013 年の目標を上回る3
完全適用ベースのグループのバーゼル3 リスク加重資産は200 億スイス・フラン減の2,190 億スイス・フランと、UBS の2013 年および2015 年の目標数字を下回る3
SNB スタブファンド株式取得オプションの行使によりバーゼル3 普通株Tier1 資本に25 億スイス・フランの増加が見込まれるが、バランスシートとリスク加重資産への影響は軽微

チューリッヒ/ バーゼル、2013 年10 月29 日 - UBS が第2 四半期決算報告書の見通しで示したとおり、第3 四半期の事業環境は依然として厳しいものでした。にもかかわらず、今期の調整後¹税引前利益は4 億8,400 万スイス・フランを計上しました。報告ベースでの税引前利益は3 億5,600 万スイス・フランでした(訴訟、規制および同様事案の引当金5 億8,600 万スイス・フランおよび税効果純額の2 億2,200 万スイス・フランを含む)。UBS は依然として業界最高水準の資本基盤を有しており、完全適用ベースのバーゼル3 普通株Tier1 比率は11.9%に上昇しました。完全適用ベースにおけるグループのバーゼル3 リスク加重資産は200 億スイス・フラン減の2,190 億スイス・フランとなり、2013 年および2015 年の目標数値を達成しました3。UBS は引き続き、非中核事業およびレガシー・ポートフォリオの分野で大幅な進捗を示しています。リスク加重資産は90 億スイス・フラン減の690 億スイス・フランとなり、バランスシートは450 億スイス・フラン減少しました。

UBS のすべての事業部門がこうした結果に寄与しました。ウェルス・マネジメントの調整後¹税引前利益は6 億1,700 万スイス・フランとなり、全地域における資金流入を反映し、50 億スイス・フランの新規純資金流入を達成しました。また、ウェルス・マネジメントは業界を主導する地位と有望な成長見通しへの評価を受け、プライベートバンカー・インターナショナルの調査においてアジア太平洋地域最大のプライベートバンクとして首位を獲得、「最優秀グローバル・プライベートバンク」」を受賞しました。ウェルス・マネジメント・アメリカズの調整後¹税引前利益は2億3,200 万米ドルを計上、新規純資金流入は21 億米ドルを達成しました。リテール&コーポレートの調整後¹税引前利益は4 億1,700 万スイス・フランと、目下の低金利環境にもかかわらず、四半期ベースの調整後利益としては3 年ぶりの高水準を記録しました。インベストメント・バンクは季節的に低調な四半期である中、年換算ベースで15%以上という調整後帰属自己資本利益率(RoaE)の目標3 に沿った業績をあげ、調整後¹税引前利益は3億3,500 万スイス・フランとなりました。引き続き、リスクおよびバランスシートの目標を十分に達成する水準を保ちました3グローバル・アセット・マネジメントの調整後¹税引前利益は1 億3,000 万スイス・フランとなりました。

  • 調整後¹グループ税引前利益は4 億8,400 万スイス・フラン; UBS 株主帰属純利益は5 億7,700 万スイス・フラン; 希薄化後1 株当たり利益は0.15 スイス・フラン
  • 調整後¹グループ営業収益は、前四半期の72 億3,200 万スイス・フランに対し、主に受取利息純額とトレーディング収益、手数料純額の減少を反映し、62 億100 万スイス・フラン
  • 調整後¹グループ営業費用は、前四半期の62 億2,900 万スイス・フランに対し、人件費、訴訟費用および管理費の減少が主因となり、57 億1,800 万スイス・フラン
  • 完全適用ベースのバーゼル3 普通株Tier1 比率は70 ベーシス・ポイント上昇して11.9%; フェーズ・イン・ベースのバーゼル3 普通株Tier1 比率は130 ベーシス・ポイント上昇して17.5%
  • グループのバランスシートの継続的なレバレッジ解消が達成され、800 億スイス・フラン減の1 兆490 億スイス・フラン
  • スイスSRB レバレッジ・レシオは4.2%に上昇; レバレッジ、資金調達、流動性のいずれの比率も規制当局の要件を十分上回る水準