[参考和訳(要旨)] 2022年第2四半期決算

Tokyo2022年 07月 26日 13:45Media JapanInvestor Releases

2022 年第2 四半期の純利益は21 億米ドル、普通株Tier1自己資本利益率は18.9%

お客様が困難な市場を 乗り切るお手伝いをします
お客様が困難な市場を 乗り切るお手伝いをします

株式市場と債券市場の下落が加速する中、私たちはお客様に寄り添い、3.9兆米ドルのエコシステム全体へのアドバイス、流動性提供、執行を通してお客様をサポートしました。このような背景から、グローバル・ウェルス・マネジメントの純新規手数料創出資産の流入額は、全世界で 4 億米ドルに留まりましたが、アジア太平洋地域 では 30 億米ドル超の流入がありました。アセット・マネジメントでは、主に株式で120 億米ドルの資金が流出しました。ローンは 4,000 億米ドル近く、預金は 5,000 億米ドル超となり、GWMとP&Cの純利息収入は前年同期比 15%増となりました。顧客活動は全体で見ると堅調でしたが、機関投資家は非常に活発で、高いボラティリティを背景にグローバルマーケッツ部門の収益が 10% 増加したのに対し、個人投資家は概して様子見にとどまったため、部門によって差が生じました。それでも、当社のお客様はプライベート・マーケットに 39 億米ドル、SMAに 40 億米ドルを投資しました。また、モジュラー型のデジタル投資一任運用サービス「My Way」やスイスの投資商品も好調を維持し、それぞれに 5 億米ドルの資金が流入しました。最後に、サステナブル・ファイナンスへの投資資産残高は2,390 億米ドルとなり、2025 年までの目標である 4,000 億米ドルに向けてあと半分を切りました。

持続可能な成長と効率性を 高めるための戦略的取り組みを  実行しています
持続可能な成長と効率性を 高めるための戦略的取り組みを 実行しています

当社はテクノロジーを活用して、お客様との関わりや仕事の進め方を改善しています。スイスのモバイル専用の個人のお客様は前年同期比で30% 増加し、顧客基盤の約 3 分の 1 を占めるに至っています。このため、UBS key4 で提供するサービスと機能を拡充し、お客様をサポートしています。アジア太平洋地域では、UBSのグローバル・エコシステムを最良の方法でダイレクトにお客様に提供するプラットフォームである「Circle One」を立ち上げました。私たちは、技術の管理、変革、開発の方法を改善し、エンジニアカルチャーを育てています。たとえば、現在、当社のアプリケーションの 60%はクラウド上にあり、半分はパブリッククラウド、残りの半分はプライベートクラウドの中にあります。また、社内で推進しているアジャイル・プロジェクトに伴い、エンジニアに転じたテクノロジー部員の割合は65%に上り、プロジェクト開始前と比較して 10 ポイント上昇しています。500 以上のアプリケーションに新しいAI技術を導入し、一方では技術資産を簡素化するために、今年に入って約 300 のアプリケーションの使用を中止しました。これらのテクノロジーの改善は、コスト面での規律を守り、計画的にコスト削減プログラムを進め、成長戦略への投資を行いながら達成したものです。

堅固な業績と、その基盤となる 優れたパフォーマンスを 実現しました
堅固な業績と、その基盤となる 優れたパフォーマンスを 実現しました

2022 年第 2 四半期の税引前利益は26 億1,500 万米ドル(前年同期比1%増)で、これには2022年第1四半期に発表した合弁事業の持分売却益が含まれています。当四半期の好業績には、当社のキャピタル・ライトなビジネスモデル、積極的なリスク管理、上昇局面にある金利へのエクスポージャーが寄与しています。費用/収入比率は前年同期から 1.2 ポイント改善し、70.6%となりました。総収益は前年同期並み、営業費用は1%減となりました。株主帰属純利益は21億800万米ドル(前年同期比 5%増)、希薄化後1株当たり利益は0.61 米ドルでした。普通株Tier1自己資本利益率は18.9%、四半期末の普通株Tier1自己資本比率は14.2%(目標基準:13%以上)、普通株Tier1レバレッジ比率は 4.37%(目標基準:3.7%以上)でした。また、2022年第2四半期に16 億米ドル、今年前半で現在まで33億米ドルの自社株式を買い戻しましたが、2022年通年では、計画通り総額50億米ドル程度を買い戻す予定です。