[参考和訳(要旨)] 2022年第3四半期決算

Tokyo2022年 10月 25日 13:45Media JapanInvestor Releases

2022年第3四半期の純利益は17億米ドル、普通株Tier1自己資本利益率は15.5%、普通株Tier1自己資本比率は14.4%

厳しい市場環境下でも お客様とともに モメンタムを維持します
厳しい市場環境下でも お客様とともに モメンタムを維持します

当社の積極的な顧客エンゲージメントにより、グローバル・ウェルス・マネジメント(GWM)では170億米ドルの純新規手数料創出資産1、アセット・マネジメント(AM)では180億米ドルの純新規資金(うち、マネーマーケットを除くと20億米ドル)、パーソナル&コーポレート・バンキング(P&CB)では4億スイスフラン(年率8%増)の純新規投資商品への流入があるなど、困難な市場環境においても好調な勢いを示しました。急速な金利の上昇に伴いお客様が投資方針を見直す中で、預金基盤の管理を積極的に行った結果、GWMとP&CBの純利息収益は前年同期比14%増となりました。個人投資家が概して市場の様子を覗っていたのに対し、機関投資家は為替や金利の高いボラティリティを背景に非常に活発であったため、顧客セグメントによって活動に差が生じました。

米州地域では、40億米ドルの純新規手数料創出資産の流入がありました。SMAの提供は、AMでの50億米ドルの純新規資金に寄与するなど引き続き好調な勢いを見せています。また当四半期はアドバイザーの採用も好調でした。

スイスでは、主に住宅ローンが牽引し、GWMとP&CBを合わせた純新規ローンは20億スイス・フランとなりました。

欧州・中東・アフリカ地域では、グローバルマーケッツ事業が第3四半期としては過去最高の記録を達成しました。また、60億米ドルの純新規手数料創出資産を獲得したほか、スペイン国内のウェルス・マネジメント事業の売却を完了し、さらに地盤を堅実なものにしました。

アジア太平洋地域では、70億米ドルの純新規手数料創出資産の流入がありました。また、外資系投資銀行のECM部門で1位となりました。

優れた業績を達成し、 戦略を実行しています
優れた業績を達成し、 戦略を実行しています

2022年第3四半期の税引前利益は23億2,300万米ドルで、とりわけ好調だった前年同期との対比では19%減となりました。費用/収入比率は71.8%でした。総収益は前年同期比10%減、営業費用は6%減となりました。株主帰属純利益は17 億3,300万米ドル(前年同期比24%減)、希薄化後一株当たり利益は0.52米ドル、普通株Tier1自己資本利益率は15.5%でした。また、2022年第3四半期に10億米ドル、今期に入って9月までに 43億米ドルの自社株式を買い戻しました。2022年通年では約55億米ドル程度を買い戻す予定です。世界中で上昇局面にある金利への当社のエクスポージャーと、経費の抑制が当四半期の堅調な業績に寄与しました。

強固なバランスシートと 規律あるリスクマネジメントを 維持しています
強固なバランスシートと 規律あるリスクマネジメントを 維持しています

当四半期の普通株Tier1自己資本比率は14.4%、普通株Tier1レバレッジ比率は4.51% で、それぞれ目標基準の13%以上および3.7%以上を大幅に上回り、強固な資本状態を維持しました。バランスシートも引き続き堅固で、当社のローン2 のうち95%が担保付き、平均 LTVは55%未満という質の高いローン・ポートフォリオを有しています。あらゆる局面に対応できるバランスシートと、規律あるリスクマネジメントを維持した成長性が高くキャピタル・ライトなビジネスモデルを持っていることで、当社は現在の困難なマクロ経済環境においても優位な立場にあります。