[参考和訳(要旨)] 2023年第2四半期決算
スイス証券取引所規制上場規則第53条に基づく追加発表
重要なハイライト
2023年第2四半期および2023年上半期の連結決算は、旧クレディ・スイスの2023年6月1日以降の業績を含みます。
- 2023年第2四半期の純利益は290億米ドル 想定2,380億米ドルのリスク加重資産(RWA)を維持するため、クレディ・スイスの買収による290億米ドルの負ののれんを含みます。特殊要因を除いた1税引き前利益は11億米ドル、うち20億米ドルがUBS傘下の事業によるものです。
- 強固な資本基盤を維持 普通株Tier1自己資本比率は14.4%、普通株Tier1レバレッジ比率は4.8%でした。
- Credit Suisse (Schweitz) AG社を完全に統合 すべてのステークホルダーへの継続的な価値の創出を中心に徹底的な評価を行ったのち完全に統合されます。法人組織としての合併の完了は2024年を予定しています。
- クレディ・スイス AGは2023年第2四半期、89億スイス・フラン(US GAAP)の税引き前損失を計上;買収関連費用を除くと43億スイス・フラン、調整後の税引き前損失は21億スイス・フランでした。
- クレディ・スイスのフランチャイズは概ね安定してきており、2023年第2四半期には180億米ドルの預金流入がありました。そのモメンタムは第3四半期まで継続すると見込みます。
- UBSのグローバル・ウェルス・マネジメントの純新規資金は160億米ドルで、第2四半期としては過去10年で最高。モメンタムは第3四半期も継続すると見込んでいます。
- 非中核及びレガシー部門の期限を明確化。2026年末までに資本消費を大幅に削減する明確な計画と90億米ドルのリスクアセットの解消を実行する予定です。
- 統合が実質的に完了する2026年末までに、100億米ドル超の総コスト削減、費用/収入比率70%未満、普通株Tier1自己資本利益率15%前後を達成するために計画を精緻化。