アジアのスマートシティの市場規模
アジア各国は都市運営や国家管理のさらなる「インテリジェント化」を目指して様々な構想を立ち上げています。このような急速な成長は魅力的な投資機会を生み出すでしょう。
アジアのスマートシティの潜在的な市場規模
我々はスマートシティがアジアの第4次産業革命の中核となると考えています。フロスト&サリバンとブルームバーグ・インテリジェンスによると、スマート市場プロジェクトの世界全体の市場規模は、2016年の9,000億米ドルから2025年には2兆米ドルまで成長し、中国のスマートシティプロジェクトの市場規模は2025年までに3,200億米ドル規模になると予想されています。我々の推計では、アジアが世界全体の潜在的な市場規模の40%を占めるとみており、上記の予想に基づくと、アジアのスマートシティの潜在的な市場規模は2025年には8,000億米ドルに達すると予想されます。分野別では、2025年までのアジアの潜在的な市場規模の内訳で最も大きい部分を占めるのはスマートサービスとみており、スマートガバナンス、スマートヘルスケア、スマートコネクティビティ、スマートオートメーション、スマートモビリティがこれに続くものと予想します。
2025年におけるスマートシティの 潜在的な市場規模の内訳*
2025年におけるスマートシティの 潜在的な市場規模の内訳*
投資への影響
アジアのスマートシティの潜在的な市場規模は2025年には約8,000億米ドルにまで拡大する見通しであることから、投資家は様々な方法でこの成長トレンドに乗ることができます。具体的には、需要の強さと規制緩和を追い風に、フィンテック、5G、スマートモビリティ(電気自動車と自動運転を含む)、ヘルステックといった成長著しい分野に関与する企業が特に優れた結果を出すと考えています。上記のトレンドに関連するアジア企業と、技術面で強いリーダーシップを発揮する世界の有力企業は、アジアのスマートシティ分野で見出せる力強い成長機会の恩恵を受けるでしょう。
その一方で、旧来の都市運営システムを中心に扱う企業は時代の潮流に乗り遅れる可能性があります。
アジアのスマートシティの潜在的な市場規模
アジアのスマートシティの潜在的な市場規模
変わりゆくアジア - スマートシティ
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